2009/06/05

あの頃の事件

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匿名 さんのコメント...

瀬戸内シージャック事件

昭和45年5月12日に発生した、
旅客船乗っ取り事件である。

犯人の川藤展久は、
銃砲店からライフル銃と弾丸を強奪し、
広島市の宇品港停泊中の、
定期旅客船「ぷりんす号」に乗り込み、
船長を脅迫して出航させた。
川藤は、広島県警の警備艇「こがね」の
操舵室を狙撃し警部補に重傷をおわせた。
また偶然モーターボートで遊んでいた
一般人2人を狙撃したほか、セスナ機を銃撃した。

川藤は肉親の説得にも応じずライフル銃を乱射し、
警察官1人が撃たれて重傷を負い、
強行偵察をしていた警察のヘリも撃たれた。

広島県警はこれ以上の被害拡大を恐れ、
場合によっては緊急避難措置として
射殺も致し方ないとして発砲を許可していた。
乱射していた川藤が一瞬下を向いた際に
大阪府警から派遣された狙撃手が
川藤を射撃した。
船長が聞いた川藤最期の言葉は
「死んでたまるか、もういっぺん・・・」
であったという。